みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県山田町 漉磯椎茸生産組合~小谷鳥漁港

 漉磯椎茸生産組合は、当時は使用されていない施設だったのでスルーしたが、現在は地元の有志の方々が改装し、ハイカーのための休憩施設になっている。
 ここから南へ向かい、大釜崎自然歩道を進む。大釜崎自然歩道の途中で、前日に道の駅山やまだで買ったやまだの生せんべいを食べた。

 

 モチモチとした独特の触感だった。休憩できるような場所が無いため、立ったまま食べた。そしてこの時、飲料水が残り少なくなっているのが気がかりだった。
 この日は600mlのお茶のペットボトルを2本持ってきていたが、それが無くなりかけていた。しかしこの時はまだそれほど心配はしていなかった。地図を見るとこの先に漁港がある。これまでの経験上、漁港には必ずトイレと自販機があった。漁港に行けば飲料水が手に入ると思っていた。

 しばらく歩いて小谷鳥の集落に到着。すぐ近くの小谷鳥漁港に行こうとしたが何かがおかしい。漁船が一隻も無かった。見渡しても自販機が見当たらない。どうやらもう使われていない漁港のようだ。
 当てが外れて動揺する。飲料水はもうほとんど残っていない。
 ここから水無しでルート通り西に進み牛転峠を越え、船越漁港の方へ進むか?
 それともこのまま北上し、大浦漁港まで戻り、続きは明日歩くか?

 悩んだ挙句、ルート通り西に進むことにした。


 続く。