みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県普代村 白井海岸駅~普代駅

 白井海岸駅から1.5kmほど歩くと左の未舗装路に入る分岐がある。ここから普代村市街地までは標高約200mの宇留部山を登って下るルートになるが、ここがちょっとした難所。まず登りだが、公式マップで道迷いと書かれている通り、道迷いしやすい。今は当時より標識の数も増えていると思う。そして下りは沢歩きがある。これは文字通り沢の中を歩く。水位は天候にもよると思うが、私が歩いた時は踝くらいだった。ここはどう足掻いても靴が濡れるのは避けられないため、覚悟を決めて歩くしかない。一応、増水した時や、どうしても靴を濡らしたくない人のために迂回路もある。
 沢下り(北上の場合は沢登り)を終えると、普代中学校の敷地内に出る。予めマップで学校の敷地らしき場所に出ることは知っていたが、山から下りたらいきなり学校の敷地内に出たので驚いた。当時、校内に人はだれも居なかった。タイミングによれば生徒とバッタリなんてこともあるだろう。

 ここから普代駅までのルートは、現在は商店街を経由し駅前に出た後、普代水門を通り普代浜に向かうルートになっているが、旧マップでは先に普代水門を回り、普代駅に行くようになっていた。当然、当時の私も先に普代水門に向かった。

 普代水門。将来来るであろう津波に備え、当時の村長が周囲の反対を押し切って建設したという話が残っている。

 普代水門からは駅の方に戻るが、商店街の中に上神田精肉店という肉屋があり、そこがスタンプポイントになっているため、訪問。スタンプを押した後、せっかく肉屋に来たのだからコロッケでも買って食べようかなと思っていると、お店の方が、お勧めはカレーパンですよと教えてくれた。早速買って食べたが、これが美味い!揚げたてのカレーパンを食べたのは初めてだったが、こんない美味いとは知らなかった。

 その後、普代駅から電車に乗って帰路に着いた。


 続く。