みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県普代村 国民宿舎くろさき荘~田野畑村境界

 翌日の朝、国民宿舎くろさき荘を出発。くろさき荘は普代村最後のスタンプポイント。

 これで八戸~普代のピンバッジを入手。
 ちなみにくろさき荘から黒崎灯台に行く途中には北緯40度のシンボル塔がある。

  くろさき荘からは北山崎を目指して歩く。北山崎は北三陸でも屈指の景勝地で、北山崎ビジターセンターもある。
 くろさき荘から北山崎までは約10kmの未舗装路。木々に囲まれた森の中といった感じの道を進んでいく。
 当時、北山崎までは、現在のみちのく潮風トレイルの標識ではなく、それ以前に設置されていた「北山崎まで〇km」の木製の標識があったが、それらは全て破壊されていた。
 最初に破壊された標識を見つけた時は、老朽化?何者かの悪戯?と「?」となったが、後にみちのく潮風トレイルを歩いたタレントのなすびさんのfacebookの投稿を見て、熊の仕業だと解った。
 しかし、当時の私にとって目的地まであと〇kmが解らないのは地味に辛かった。アップダウンはあまり無いが、長い距離を歩いて疲労が蓄積している時など尚更だ。
 北山崎までの道はほとんどが山の中で、たまに海が見える時もあり、そういう場所を歩いていると、大自然の中に一人取り残された感じになるが、急に視界が開けて畑が見える場所に出る所もあり、その時はちょっとだけ安心した。
 くろさき荘から北山崎の道を半分ほど歩いたところに田野畑村との境界がある。

 

普代エリアの総評(個人的な感想)
全エリアを通じて難易度が高すぎず、海や山を満喫できる。ネダリ浜や黒崎といった絶景ポイントや、沢歩きのようなアクティビティな体験もできる。
次の田野畑エリアと並んで、体力に自信があるハイカーなら楽しんで歩けるエリアだと思う。
色々な意味でバランスがいい個人的に好きなエリア。

 

 続く。