みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

宿泊と食事について

 私はみちのく潮風トレイルを何日かかけて歩く時は、テント泊はせずに、旅館や民宿等の地元の宿泊施設を利用するようにしている。
 理由は二つあり、一つ目は、ロングトレイル初心者の私にとって、テント泊はハードルが高いと感じたからだ。
 確かにテント泊なら、宿泊施設が少ない場所でも、キャンプ場や海岸等でテントを張れるし、最悪、宿泊場所が見つからなかった場合でも野宿ができる。(ただし、場所は慎重に選ばなければならない)
 このようにテント泊の場合は、宿泊地を選ぶ際の選択肢が広がり、宿泊費もかなり安く抑えることができる。
 しかし、そのためにはある程度の装備を揃えなければならない。ソロハイク用のテントはもちろん、シュラフやマットもそれなりに軽量のものが要るだろう。私はバイクツーリング用のソロテントを持っているが、トレッキングに持ち歩くには少し重い。シュラフも現在持っているのは化繊のものなので、それよりもダウンの軽くて小さいものがいいだろう。また、ザックもそれら一式を収納できる今よりもさらに大きいものを用意する必要がある。
 やはり私にはハードルが高い。

 普段使っているモンベルのムーンライトテント1型。キャンプツーリングにはいいが、歩き旅で持ち歩くには少々重い。

 もう一つの理由は、地元の宿泊施設を利用することにより、少しでもその街にお金を落として、経済へ貢献したいという思いから。
 同じように、飲食店や食料を購入できる店が無い区間以外は、食事も地元の飲食店を利用するようにしている。その土地の郷土料理やB級グルメを食べるのもトレイルの楽しみの一つ。
 被災地で観光したり食事をしたり宿に泊まってお金を使うことも復興支援の一つだと思っている。
 と、ここまで偉そうなことを書いたが、「自分にとって楽だから」というのが一番の理由だったりする。