みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県大槌町 大石橋~大槌町文化交流センター

 大石橋からは住宅地を進み、城山を登って大槌駅のある市街地に戻ってくるルートになっている。
 住宅地から城山の方へ曲がるまでの道の近くには源水川という小川が流れている。この川にはイトヨというきれいな水にしか住まない淡水魚が生息している。
 旧マップでも源水川のイトヨとして紹介されており、消防署の道路を挟んで向かいに小川を観察できるポイントがある。休憩がてら観察ポイントに行くと、そこは流れが緩やかになっている場所で、確かに川の水はきれいだった。イトヨを見ることができるかもしれないと思い、しばらく水面を観察していたが、イトヨどころか魚一匹見つけることができなかった。
 消防署を出発し住宅地を進むと、三陸道を潜るポイントがある。そこからしばらく進むと分岐があり、左折して城山へ向かう。
 城山は大槌川と小槌川に挟まれた山で、さらに周りを住宅街に囲まれている。山には大槌城跡や城山公園があり、大槌町を一望できるポイントもある。また、ツツジの名所として有名らしい。
 大槌城跡や城山公園のあたりまでは車で行くことができる。ルートは車道を登っていくが、途中に何箇所か眺めのいい場所がある。

 大槌市街地。

 山頂には駐車場があり、そこからは山の尾根を進むように大槌城跡を抜けていく。未舗装路を進むと下りになり、途中に東屋がある。下りた先は中央公民館で、そこからさらに下ると町役場がある。中央公民館の近くには、3.11大槌希望の灯りがある。

 3.11大槌希望の灯り。灯っている火は神戸市から送られたもの。これと同じものが他にもあり、後に陸前高田市でも見ることになる。
 町役場からは大槌町文化交流センター(おしゃっち)まで進み、そこから南へ進む。

 おしゃっち。当時からあったかは分からないが、この日は立ち寄らなかった。写真は昨年撮影したもの。
 この日のトレイルはここで終わり、本日の宿、小川旅館に向かう。

小川旅館

 被災したが震災後に今の場所に移転し、営業を再開した。
 現在スタンプポイントにもなっているが、トレイルルートからは離れている。


 続く。