気仙大工左官伝承館は、気仙大工左官の優れた建築技法を後世に伝えるために建てられた家と資料館を見学することができる。ちなみに気仙大工とは、岩手県陸前高田市や宮城県気仙沼市の大工集団。気仙といえば、この先の宮城県気仙沼市が由来と思われるが、岩手県陸前高田市にも気仙という地名があるため、この二つの街は歴史や文化で共通するものが多いのだろう。
気仙大工によって建てられた立派な日本家屋。
案内の女性の解説を聞きながら内部を見学したが、とても参考になる話ばかりだった。
こちらは建物内部。写真では伝えきれないが、細かい装飾の数々はどれも匠の技。
資料館内部。大工道具等が展示してある。
気仙大工の話だけでなく、震災の話も聞かせてもらうことができた。
気仙大工左官伝承館を出ると、箱根山を降りて脇之沢漁港へ進む。漁港から海沿いに少し進むと国道45号線に出るので、国道を左折する。
国道を歩いているとすぐに左手に震災遺構下宿定住促進住宅が見えてくる。
津波被害に遭った住宅をそのまま残してある。
続く。