みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県大船渡市 綾里崎展望所~立石山

 綾里崎展望所からは、半島の南側の道を通って綾里の集落まで戻るが、車が通れそうな歩きやすい道ではなく、その北側にある立石山を越える道がルートになっている。
 綾里崎展望所からすぐの所に登り口があり、そこから立石山に向けて歩く。半島南側のルートは綾里崎展望所から立石山まで約100mほど登り、やや起伏に富んでいるが、眺望がとても良い。

 このような道を進む。公式マップには道迷いと書かれているが、分かりやすい場所にトレイルのテープがあるためこのあたりは迷う心配は無いと思われる。

 しばらく進むと展望所に着く。展望所には東屋があり、休憩できるようになっているが、出入り口には金属製のゲートがあり、扉に鎖が巻き付いている。そして、牛が逃げ出すので必ず扉を閉めてくださいという注意書きが。牧場の柵のようだ。出ていく時に扉を閉めて出る。しかし後で知ったが、このあたりで牛を放牧していたのは昔の話で、私が通ったのは牧場跡地だった。

 展望所から少し進んだ所に藤二大明神の記念碑と鳥居がある。藤二とは昔この地に住んでいた人で、荒波の中に赤くなっている場所を見つけ、それを漁師に伝えたところ、大漁になったという言い伝えがある。鳥居と記念碑は発見した藤二を敬って建立されれたそうだ。
 すぐ近くには少し変わった石もある。

 味噌玉と名付けられた巨石。表面にヒビが入っていて、味噌玉という食べ物に似ているから名付けられたらしい。この石だけここにポツンと置かれていて少し異質な感じがする。

 ルートは立石山山頂から少し下を通る。このあたりから道は下りになる。


 続く。