みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県大船渡市 立石山~キャッセン大船渡

 立石山から綾里の集落までの道には途中に鹿が通れないようにするネットが設置されている。(みちのく潮風トレイルクラブのHPには鹿ネットと書かれている)羅生峠にもあったハイカーが通行する際に扉を開け閉めするタイプだ。このあたりから木を伐採した跡地を進んでいく。周囲は木の切り株がたくさんあり、見通しはいいが道が分かりずらい。分かりずらい場所には木の切り株等にトレイルのテープが巻き付けてあるので、テープを見つけながら進んでいく。そうやって進んでいくと林道に出た。
 
 地図を確認するが、どうも出てきた所が違うようだ。そこへ地元のおじさんを発見。道を尋ねると、やはり降りてくる所を間違えていた。最後の最後でまたテープを見落としていたのだ。ここでおじさんからこのあたりの色々な話を聞かせてもらった。先ほど通ってきたのが牧場跡地だということもこの時知った。他にも熊の話等を聞かせてもらう。初めて訪れた場所で発見したよく分からない物(場所)を後で地元の人に教えてもらう、というのもこのトレイルでよくあることだ。

 その後、田浜漁港を通り、綾里川に沿って綾里の集落まで戻るが、早朝から歩き始めたせいかこの時時間はまだ昼頃。三陸鉄道綾里駅に戻る途中でおよね食堂に寄って昼食。その後、電車とBRTでBRT大船渡駅まで戻って来た。

 まだ時間に余裕があるので大船渡駅周辺を散策する。大船渡駅は震災後に出来た新しい駅で、駅のすぐ前にはかもめの玉子でお馴染みさいとう製菓の本店、かもめテラスがある。

 駅の展望デッキからキャッセン大船渡を撮影。左手前に写っている黒っぽい建物がかもめテラス。

 キャッセン大船渡近くにあった震災遺構。

 この日はこれで終了。


 続く。