みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

宮城県気仙沼市 岩井崎~道の駅大谷海岸

 岩井崎といえば有名なのが龍の松。

 写真では何度か見たことはあったが、実物を見るのは初めて。
 東日本大震災津波による被害でこのような形になったらしいが、本当に龍に見える。

 こちらは地元出身力士、秀の山雷五郎の銅像津波に襲われたが残った。


 岩井崎には丸正食堂という食堂があったのでここで昼食。地元産の塩を使ったラーメンを食べた。

 

 岩井崎のすぐ近くには気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館がある。

 ここは被災した気仙沼向洋高校の校舎を当時のまま保存・公開している震災伝承施設。手前にはパークゴルフ場があり、施設は奥にある。

 

 校舎外観。手前4階の破損している箇所は、津波で流されてきた別の建物がぶつかってできたもの。

 

 こちらが伝承館。ここで震災時の映像を観た後、校舎内を見学する。

 

内部の様子。津波によって運ばれてきた車が当時のまま残っている。

 

 当時、屋上に避難した人達は、屋上のさらに屋根のような場所に登って津波を凌いだそうだ。

 折り重なった車。

 震災伝承施設の中には、被災した建物を当時のまま残しているものがいくつかあるが、中を見学したのは初めてだった。個人的にはぜひ訪れてほしい施設。

 ルートはこの後、お伊勢浜に寄ったあと、国道45号線に出る。しばらく国道を進んだ後、国道を逸れて大谷漁港を通り、三島漁港の近くを通った後再び国道に戻る。
 そのまま国道沿いに進むと道の駅大谷海岸がある。

 
 続く。