みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

標識について

 みちのく潮風トレイルを歩いていると目にするトレイル標識。ハイカーが迷わないように、ルート上の至る所に配置されていますが、その種類も様々。
 ここでは、私が今までに発見した標識(それ以外も)を紹介します。

 

 杭タイプ その1

 木材にトレイルのプレート(多分樹脂製)が打ち付けてあるもの。中には写真右のように矢印のシールが貼りつけてあるものもある。
 標識には溝(切れ目)が一か所あるが、これは、(恐らく)木材が割れるのを防ぐためのものであって、進行方向は関係ない。
 天然の木を使用しているため、熊の生息域ではよく齧られていたりする。

 

 杭タイプ その2

 本体が金属製で外側が(多分)樹脂製かFRP製。上部には八方位の矢印でルートを示している。
 木製のものより分かりやすくて良い。

 

 杭タイプ その3

 平らな板(木製ではない)に目的地と進行方向が書かれている。
 これは宮古エリアでしか見たことはないが、私が知らないだけで、他のエリアにもあるかもしれない。

 

 杭タイプ その4

 支柱に次の目的地と距離が書かれたプレートが打ち付けてあるもの。

 

 杭タイプ その5

 何かしらの注意喚起。写真のものは熊との遭遇率が高い場所に設置してある。

 


 ここからは標識以外のものも紹介。

 テープ

 写真左のように、標識を設置することが難しい山の中等で、主に木の枝に結び付けてあったり、写真中央のように、人工物に結び付けてある。
 中には、写真右のように、流木に無造作に結び付けてあるものもある。
 山の中で、自分の歩いている道が本当に合っているのか不安になった時、こいつを見つけるとすごく安心する。

 

 シール

 主にガードレール等に貼り付けてある。私が今まで歩いた青森~岩手ではあまり見かけない。

 

 看板タイプ その1

 周辺エリアのルートが表示してある。写真のものは三陸鉄道の駅前に必ずといっていいほどある。

 

 看板タイプ その2

 周辺の名所・歴史的遺産等の紹介。写真のものは車が入れない山奥にも設置してあることがある。業者の人達、大変だったろうな…

 

 看板タイプ その3

 地元の自然保護官やビジターセンターのスタッフが作成したもの。手書きの文字やイラストが良い。

 

 カウンター

 歩行人数調査のためのカウンター。昔はあまり見かけなかったが、最近よく見るようになった。連打してはいけない。


 紹介してきたものは、私がこれまで発見できたものなので、恐らくこれ以外も種類はあるはず。
 昔は標識が少ないと感じたが、前に歩いたルートを数年後、再び歩いた時は、以前には無かった場所に標識が設置されていたりと、数は増えてきていると感じる。
 改めてトレイルルートを整備してくれる全ての人に感謝。