みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県田野畑村 机浜番屋群~ホテル羅賀荘

 机浜番屋群は東日本大震災で全棟が流出したため、現在建っているのは震災後新たに建てられたもの。ここではサッパ船という小型漁船に乗って近くの海を周るツアーもある。

 机浜番屋群からは県道44号線を歩き、弁天崎を周ってから44号線に戻るが、44号線に合流する手前、ある建物のすぐ脇を通る。見た感じレストランっぽい感じの建物だが、後で調べるとやはりロレオール田野畑というレストランだった。
 44号線をしばらく進むと明戸海岸防潮堤に着く。

 津波によって破壊された防潮堤が当時のまま残されている。みちのく潮風トレイルのルート上には震災遺構がいくつかあるが、これは私が初めて目にした津波の脅威を伝える震災遺構だった。
 そのまま44号線を進むと、ひらなめ海岸という場所を通る。当時、このあたりの歩道の海側の柵はグシャグシャになっていた。恐らく津波によるものだろうが、今はどうなっているか解らない。前方にはこの日の宿、ホテル羅賀荘が見える。

ホテル羅賀荘

 東日本大震災で被災し、3階より下が浸水したが、翌年には営業を再開した。
 コインランドリーが無いため、そこは不便だと感じた。

 

 続く。