みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~女川まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県釜石市 三陸鉄道釜石駅~三陸鉄道平田駅

 翌朝、ホテルを出発。この日は今回のトレイル最終日だが朝から雨。釜石駅前を通り、昨日のトレイルの分岐(駅の隣の交差点)まで戻る。三陸鉄道釜石駅は、JR釜石駅の隣にある。

 久慈や宮古三陸鉄道とJRの駅が隣接している。

 この日の目的地は決めていなかったが、雨ということもあり、釜石鉄の歴史館を見学して終わろうと考えていた。
 三陸駅を過ぎ、国道283号線を川沿いに歩く。ちなみに分岐の場所、トレイルルートが直角に曲がる所には鈴子雨水ポンプ場という施設があり、敷地内にトレイルの標識(杭)が設置されているが、周りを柵で囲われている。

 囚われの標識、と私は勝手に名付けている。
 後で知ったが、標識を設置した後に柵を設置されてしまったらしい。珍しいので写真に撮っておいた。

 国道283号線を進んだ後、そのまま国道45号線を進み、途中で大平という住宅街を抜け、再び国道45号線に出る。
 釜石鉄の歴史館は国道45号線に出る手前にある。釜石といえば製鉄とラグビーの街としても知られ、この鉄の歴史館では製鉄の歴史や資料を展示してある。今回のトレイルでもぜひ訪れたいと思っていた施設だ。早速見学しようと思い立ち寄ったが、何とこの日は休館日だった。


 ここでこの後どうするか悩んだ。とりあえず雨を避けるため鉄の歴史館すぐ近くにある大平墓地公園のトイレの軒先で雨宿りする。
 雨の中長い距離は歩きたくない。近くには釜石大観音という、これまた有名な観音像があり、観音像内部を登ると展望台がある。ここも行きたかった場所だが、この天気では視界が悪く、いい眺めは期待できないだろう。悩んだ末、鉄の歴史館と釜石大観音は次回の楽しみということにして、ここから一番近い三陸鉄道の駅まで歩いてこの日のトレイルは終わることにした。
 地図を見ると、ここから一番近い三陸鉄道の駅は平田(へいた)駅。この時私は「ひらたえき」だと思っていた。雨宿りをしていると、公園の管理人らしき人に話しかけられた。トレイルを歩いていること、今日は天気が悪いので近くの駅まで行って帰るといったことを話した。私がすぐ近くの「ひらたえき」まで行くというと、その人は「そんな駅あったかなあ?」という反応をした。

 

 その後、国道45号線を南下し三陸鉄道平田駅まで行き、今回のトレイルは終了。

 

 続く。