みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県久慈市 小袖海女センター~三崎への分岐

 2021年8月8日、岩手県久慈市の小袖海女センターから野田村の陸中野田駅を歩いた。前回(2016年7月8日)はこの区間の公式ルートが決まっていなかったため、舗装路を歩いたが、2019年6月9日にみちのく潮風トレイルが全線開通したため、改めてこの区間を歩くことにした。

 前回と同じく、久慈駅まではJRで移動し、そこから小袖海女センターまではバスで移動する。
 久慈駅前にはYOMUNOSUという新しい施設ができていた。

 これは観光案内所、図書館、飲食店等が入った複合施設だ。

 小袖海女センターから監視小屋までは前回と同じルートで歩く。この時天気は曇り。今にも雨が降り出しそうな感じだ。監視小屋からは住宅街の間を抜けていくが、途中で未舗装路に入っていく分岐がある。

 ここから先はまだ歩いたことの無い道。この後、これまでのトレイルの中で一、二を争う程キツい思いをするとは、この時はまだ知らなかった。

 未舗装路入ってすぐに下り階段があり、降りた先にはすぐ登りが待っている。結論から言うと、ここから久喜漁港までは、約50m~100mのアップダウンが延々と続く山道となっている。途中に店舗や民家、自販機やトイレはおろか休憩できそうな場所も無い。
 3km程歩くと舗装路に出るが、この時点で相当体力を消耗していた。舗装路をずっと歩いていくと三崎漁港に着くが、途中で再び未舗装路へと入っていく。

 入口にある急な階段とカウンター。

 そこからは再びアップダウウンの連続が始まる。しばらく歩くと三崎(岬の突端のような場所)への分岐がある。Googleマップによると、ルートから少し離れた場所に監視小屋があるが、そこへ行く道があったかはよく覚えていない。この頃には、この地獄がいつ終わるのか、ということしか考えていなかった。


 続く。