みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

宮城県石巻市 波板海水浴場~女川町境界

 波板海水浴場から石投山山頂までは約6km。石投山の標高は455m。結論から言うと今回の登山は、これまでのトレイルの登山では体感で霞露ヶ岳に次いでキツかった。 
 道は舗装路だが歩きやすく、トレイルテープも要所要所にあるため(途中何箇所か分かりずらい所もあったが)迷うことはなかった。

 最初の登りで先程歩いてきた国道と旧道のトンネルの上を通る。登りが少し急に感じたが、少し行くと目の前に鹿ネットが見え、開けた所に出る。そこからさらに山の奥に進んでいく。
 途中に分岐があるが、そこまでは登りが続き、分岐の手前で少し下りとなり、また登って分岐に着く。ここまで約半分くらい?前半戦を終え、体力もかなり消耗。

 後半戦、分岐から登りとなり、アップダウンを繰り返し、山頂手前で大きく下り山頂まで一気に登る(私にとって)嫌なルート。途中で食事休憩。宿を出発する前にもらったおにぎりとバナナを食べる。この頃に雨が降り出す。急いでレインポンチョを羽織る。しかし雨はすぐに小降りになった。レインポンチョを脱ぐ。
 全体の七割近く進んだ頃には体力ゲージが底を尽きそうになる。今歩いている地形と地図を確認しながら、後どれくらいだろうと進んでいくが中々山頂に着かない。
 途中で、みちのく潮風トレイルの看板を発見。

 二輪車…自転車?バイク?どちらにしろこの道を自転車かバイクで通る人がいるのかと感心半分呆れ半分で眺める。この看板は分岐から山頂までに二か所設置されていた。
 (後にネットの投稿で知ったが、オフロードバイクでここを通る人がいるみたいです)

 そしてついに山頂に到達。この時は達成感と、やっと苦行から解放された安堵感に包まれた。石投山山頂は石巻市と女川町の境界。ここから下りは女川町に入っていく。


 続く。