これまでは箱崎半島の北側を歩いてきたが、大沢遺跡からは半島の南側を歩く。
南下してしばらく歩くとトンネルがある。車も通れる幅だがトンネル内には照明は無い。だが距離が短いため照明は必要無いだろう。
半島南側には車止が設置されている場所もあったが、ハイカーは通行できる。
桑ノ浜集落近くを歩いていると、前方から携帯ラジオを鳴らしながら歩いてくる中年男性が。地元の人だった。
しばらく雑談をする。みちのく潮風トレイルのことは知らなかったが、私のような半島を歩いてくるハイカーにはこれまで何度か会ったことがあると言っていた。
地元の人と別れ、桑ノ浜集落を過ぎるとここからは舗装路になる。そしてそのまま進むと両石漁港に着く。
両石漁港は国道45号線のすぐ近くにあるが、当時このあたりは工事中で、国道に出る道が中々見つけられなかった。やっと国道に出たが、これで船越半島を踏破できた。
まだ時間的にも体力的にも余裕があるので、三陸鉄道両石駅で一旦休憩した後、釜石駅まで歩いてみようと思ったが、両石駅が見つからない。
両石駅は国道から一段高い場所にあったのだが、当時の私は駅のすぐ近くまで来ていたにもかかわらず、駅を発見することができなかった。駅までの案内表示があったが、見落としていたのかもしれない。
そのまま国道を歩き、水海川を越えるとすぐに、左に曲がる道があり、水海川水門の方へ進む。水門を左に見ながらしばらく進むと海に面した水海公園がある。
公園にはトイレや自販機、東屋もあった。ここまであまり休憩を取っていなかったので、自販機でジュースを買い、東屋でしばらく休憩する。
続く。