みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県山田町 宮古市境界~陸中山田駅

 山田町に入ってすぐ、県道41号線から未舗装路に入る箇所がある。

 この先は寺地越という峠越えのような道になっているが、この道がかなりキツかった。
 当時、実際に歩いてみるまで全くのノーマークだったが、後で公式マップを確認すると、最も標高の高い場所で約340m。月山展望所の手前が約420mなので重茂半島では月山に継ぐ標高。南下の場合重茂半島最後の難所だ。

 寺地越を越えると大沢漁港に出る。この先は大沢という地区で、重茂半島南側の付け根にあたる場所。大沢漁港の近くには大沢の臥竜梅という有名な梅がある。

 写真は今年の春に撮影。個人宅の庭にあるが、一般開放されているので自由に見学できる。

 大沢地区にはコンビニやドラッグストア、飲食店がいくつかあり、北上の場合はここで補給していくといいだろう。私は国道45号線手前のセブンイレブンでアイスコーヒーを買ったら、私の恰好を見た店員さんから歩いてきたんですか?と尋ねられた。姉吉から歩いてきた、と言ったらとても驚いていた。

 この後は国道45号線を南下し、陸中山田駅まで行き今回のトレイル終了。

 山田エリアの総評(個人的な感想)
 南下の場合、寺地越から始まりその後市街地歩き、船越半島を周って鯨山で終わる。
 船越半島は1日で攻略しようとするとかなり難易度が高いので、どこかでエスケープして2日に分けての攻略も考えたほうがいい。
 船越半島さえ攻略できれば後はなんとかなる、という印象。あと、エリア全体を通じて山歩きの印象も強い。

 

 今回、重茂半島を歩いたことで岩手県は全て踏破することができた。

 これで八戸から気仙沼(当時)まで歩いたことになり、全行程の半分以上進んだことになる。

 

 続く。