みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~仙台まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

岩手県田野畑村 島越漁港~鵜の巣園地

 北山崎クルーズを終え、トレイル再開。鵜の巣断崖を目指す。

 島越漁港から白池漁港まで進み、そこから内陸の切牛という地区に向かう。このあたりは新しい住宅が多い。恐らく震災の後、この地区に移住してきたのだろう。ここには三閉伊一揆発祥の地の看板がある。私は歴史に詳しくないのでほぼ素通りだったが、かつて南部藩で起こった一揆の発祥の地らしい。歴史に詳しい人ならもっと楽しめるんだろうなと思いながら住宅街のはずれあたりまで来る。地図によると、公民館の裏を下る(入口わかりずらい)と書かれている。公民館を探していると、栃の実拾いをしていた地元のおじさんに話しかけられた。どこから来たの?から始まりしばし雑談。私が鵜の巣断崖まで行くと言うと、鵜の巣断崖への道ならあそこだと公民館の場所を教えてくれた。おじさんと別れ、公民館まで行くと、すぐ脇に下りの道がある。
 鵜の巣断崖までは、約150mの斜面を下り、再び約150mの斜面を登らなければたどり着けない。斜面を下ると小さな何もない浜に着いた。谷になっている場所で、川は流れていないが、雨が降れば川ができそうな場所だ。みちのく潮風トレイルには、こうした斜面下る→小さな谷(浜)に出る→また斜面登る、といった道が多くある。再び斜面を登り始める。時々休憩しながら登っていくと、駐車場に出た。ここが鵜の巣園地だ。
 

 続く。