みちのく潮風トレイル歩行録

八戸~女川まで歩きました。 みちのく潮風トレイルを歩いた時の思い出を、当時の記録や記憶を頼りに書いていきます

宮城県女川町 JR女川駅~女川港

 2023年10月21日、金華山を歩いた。これまで蕪島からJR女川駅まで歩き、南下ルートの順番ではこの後牡鹿半島を歩き、鮎川港から金華山に渡るようになっているが、これまでの情報収集の結果、金華山は離島の中でも船便の関係からアクセスが難しく、全行程で金華山が一番最後になってしまったハイカーも多いと聞く。そのため、ルートの順番に関係なく、チャンスがあれば行こうと考えていた。

 金華山に行くには主に二つのルートがあり、一つ目は南下ルートの順番通り、鮎川港からの定期便。(基本的に週末のみ運行)しかしこの便は島の滞在時間が約1時間半と短く、この時間で周るのは非常に厳しい。金華山のルートは約5.5kmあり、これではトレラン走者のようにかなり急いで進まないと帰りの便に間に合わない。当然、神社に参拝する時間は無い。ハイカー達の間では、この便を使う案は現実的ではないというのが共通認識のようだ。
 もう一つは女川港からの定期便を利用するもので、こちらも基本的に日曜日のみの運航で、滞在時間も約2時間となっているが、月に1~2回程パワースポット便というのが出ており、これに乗れば滞在時間は約3時間半と比較的余裕を持って周れるようになっている。この他にも臨時便が出ているので、金華山に行くなら女川港発一択だろう。
 ちなみに女川港からは海上タクシーというのが出ており、こちらは時間指定できるが値段は5名20000円(1名追加毎に+4000円)とかなり高いので、5名以上の人数で利用するなら選択肢に入れてもいいと思う。

 今回は女川発10:30 金華山発14:30のプチパワー便というのを利用することにした。
 前日に女川まで車で移動し、女川駅前のホテル・エルファロに宿泊。

 ホテル・エルファロ
 女川駅前にあるトレーラーハウスを利用した宿泊施設。
 女川駅前には他にも一軒宿泊施設があるようだが、現在そこは宿泊客を受け入れていないため、女川駅前で宿を取るならここ一択になる。

 翌朝、ホテルから女川港に向け出発。女川駅から女川港までは歩いてすぐ。10~15分くらいあれば着くだろう。
 途中、震災遺構の旧女川交番に立ち寄る。

 津波により建物の土台ごと倒されている。奥に写っているのは女川に入港中の日本最大のクレーン船「海翔」。

 港には定期便のターミナルがある。

 ここで乗船券の販売を行っている。中には待合室やトイレもある。

 

 この日はこれと同じくらいの船二艘での運行。船に乗りいよいよ金華山へ。


 続く。